先輩の声

サンメーケミカルで活躍している先輩3名に、働く上で楽しいこと・大変なこと、どのように夢の実現をかなえているのかなどを本音で語っていただきました。

2010年入社

製造部 製造2課 M.Nさん

一人ひとりの「やる気」に、応えてくれる会社。

偶然の出会いが入社のきっかけに

学生時代にシャンプーや石鹼などに使われている「界面活性剤」に興味を持ち、将来は、洗浄剤などの技術にかかわる仕事に就きたいと考えていました。サンメーケミカルとのご縁の始まりは、大学4年次に進級するとき。有機化学の研究室を訪問した際、偶然、採用活動で研究室を訪れていた、サンメーケミカルの取締役の方と出会いました。その方に界面活性剤に興味がある旨を伝えたところ、「当社も界面活性剤を扱っているので、アルバイトをしてみないか?」と誘われ、大学で研究を行いながら、当社でアルバイトを経験し、入社しました。入社前は、社員数名がチームを組んで製品を作っていると思っていたのですが、製造部のOJTを通じて、ひとつの製品をひとりの社員が責任をもって製造していることを知り、非常に驚きました。また、入社当時は部署が細分化されておらず、顧客との打ち合わせから、研究・実験、製品の立ち上げ、進捗の報告、製造、量産化まで、さまざまなプロセスを経験できたので、想像以上に早く成長することができ、顧客とのかかわりを通じてコミュニケーションスキルも磨くことができました。

新たな挑戦が
大きなやりがいをもたらす

当社では、医薬品中間体や各種無機・有機化学薬品、化粧品原料、試薬など、さまざまな製品を製造しており、そのすべてがお客様のオーダーによる受注生産品です。製品は定期的に作るルーティンの製品から、年に数回ほど製造するスポットの製品、ゼロから新規に作る製品など多岐にわたります。

製造部では、製品のレシピに当たる「指示書」に基づき、ひとつの製品をひとりの製造部スタッフがプロの化学者として、責任をもって製造します。この仕事のやりがいは、製品ごとに異なる要求や条件に対応しなければならないこと。特定の品質や仕様に従って生産を進めるケースが多く、その都度、新たな挑戦が待っています。この変化と刺激に満ちた業務が、一人ひとりの問題解決能力や創造力を育み、経験値と技術力を高め、それらを活かして課題を解決する歓びをもたらします。私自身、入社以来、トライ&エラーの連続でした。研究室の小規模なスケールの実験では問題がなくても、製造現場の大規模なスケールに移行したとき、何らかのトラブルが発生するケースも珍しくありません。その際、入社以来、培ってきた経験値と技術力を活かして、問題解決に向けた方向性を提示し、お客様の望んだ製品が無事に製造できたとき、大きな達成感を味わうことができます。お客様からいただいた「ありがとう」のひとことが何よりもうれしいですね。

風通しの良い環境と
熱意に応える社風

社内の風通しが抜群に良く、仕事のことも、プライベートのことも、何でも気軽に話し合える、それがサンメーケミカルの社風です。新入社員や若手社員が三浦社長と談笑する姿も、当社では日常的な風景です。また、社員同士の結びつきが強く、嵐山渓谷のバーベキューやゴルフなど、レクリエーションも定期的に行われています。

会社の家賃補助制度を利用して、社員の多くが嵐山町の周辺に住んでおり、退社後も集まりやすいので、飲み会や食事会も盛んです。残業が少なく、自由な時間が充分に取れることも当社の魅力といえるでしょう。この家族的で温かい人間関係のもと、新入社員は、責任のある仕事を早い段階で任せてもらえるため、やる気のある方にとっては最高の環境だと思います。「私は、これをやりたい!」という熱意があれば、チャンスを与えて任せてくれる。たとえ、壁にぶつかったとしても、解決策をともに考え、乗り越えていける同僚・先輩・上司がいる。サンメーケミカルは、一人ひとりのやる気に応える会社です。私の目標は将来、会社の幹部になり、当社の組織を作ること。今以上に社員同士が切磋琢磨し、自己実現に向かって、主体的に働く組織を作りたいと考えています。

Message

何よりも熱意(やる気)が1番大事。そのうえで、将来のビジョンをしっかり持つことをおすすめします。
来年は〇〇になる、3年後は〇〇になる、5年後は〇〇になるなど、具体的な目標を設定し、その目標を達成するために何を努力すべきか、明確化できるからです。みなさんのチャレンジを待っています。

2017年入社

技術課 H.Tさん

ここには、多種多様な
挑戦のフィールドがある。

仕事を通じて、社会の役に立つものを作る

学部生のときに、将来、企業の研究開発職に就きたいと考え、専門性を高めるために大学院の修士課程に進みました。就職活動が始まり、さまざまな企業を見て気付いたのは、「企業には、研究・開発のみならず、品質管理、製造など、多種多様な技術のフィールドがある」ということ。研究開発だけでなく、さまざまな技術を学び、経験を重ねることで、研究者・技術者としての知識や経験値も、将来の可能性も広がると考えました。また、仕事を通じて、社会の役に立つものを作りたい、という思いもあり、学んできた化学分野でモノづくりができる会社を探しました。サンメーケミカルに入社した最大の理由は、研究開発と製造の現場が同じ敷地内にあること。技術系企業の中には、研究開発と製造の拠点が遠く離れているケースも珍しくありません。サンメーケミカルなら、研究開発から製造まで、ひとつの場所で学び、早い段階で、さまざまな経験を積むことができると確信しました。入社して驚いたのが社員同士の交流が活発であること。技術系企業のカタい雰囲気はなく、和気あいあいとイベントやレクリエーションを楽しんでいました。拠点のみならず、社員の距離が近いことも当社の魅力ですね。

問題を解決して味わう、
大きな達成感

私が所属する技術課の仕事は、お客様から依頼された製品を、工場で安定的に製造できるよう検討・研究し、その製造処方を開発することです。当社は営業職を設けていないので、技術課を始めとする化学のエキスパートがお客様のもとに出向いてヒアリングを行い、それをもとにラボと呼ばれる研究室で処方を検討・研究します。

さらに、ラボで完成した処方(指示書)を製造現場につなぎ、試作に立ち合い、製造部と協力して実機(実際に製品を製造する設備)スケールでの製品製造を行います。このような技術面の業務のほかに、私は課長職なので部署を統括するマネジメント業務も担っています。有機合成薬品を始め、無機、高分子など、さまざまな製造案件に携わることができ、社会に不可欠なサプライチェーンの一角を担っていることに、大きなやりがいを感じています。また、入社1年目からお客様との打ち合わせを数多く経験するなど、新人の頃から責任ある仕事に携わってきたことも、確かな自信につながっています。自分の成長を実感するのは、試作段階で何らかの問題が発生したとき。試作中に想定外の反応が出てしまうこともありますが、お客様と相談しながら対策を提案し、試作製造を成功させ、量産化につながったときの歓びは格別です。

何でも話し合い、助け合い、
ともに成長できる

化学系の会社は、黙々と実験・研究に取り組んでいる、といったイメージがありますが、実は社員同士のコミュニケーション不足は、業務の属人化をもたらし、思わぬ事故につながります。安全・確実な仕事の基盤は、何でも話し合い、助け合い、ともに成長していく人間関係に他なりません。

当社には、仕事はもちろん、プライベートの相談も気軽にできるオープンな空気感があります。私がこれまで不安を感じることなく、のびのびと仕事に取り組んでこられたのも、当社ならではの人間関係の良さがあればこそ。残業が少なく、退社後の時間を有効に使えることも当社の魅力です。さらに業務上必要な資格を取得する際の試験費用の会社負担、家賃の半額が支給される家賃補助制度など、さまざまな社員サポートが整備されています。また、当社は、電車で都心まで約60分というアクセスの良さと、嵐山渓谷に象徴される豊かな自然を有する埼玉県・比企郡嵐山町にあり、利便性と快適性を兼ね備えたロケーションも自慢のひとつです。私の目標は、①お客様とのやり取りが多い部署であるため、技術力とコミュニケーションスキルを兼ね備えた部下を育成すること。②業務の標準化を進め、お客様から今以上に安心して任せていただける課にすること。この目標を胸に、これからも努力を重ねていきます。

Message

就職活動における面接で大切なのは、面接官の視点や面接の場面を想像しながら、自分なりの答えを自分の言葉で準備しておくこと。当社は豊かな自然に恵まれた場所にあり、都心の会社では味わえない、おいしい空気と静かな環境のもとで仕事に向き合うことができます。化学の仕事を通じて大きく成長したい方、私たちサンメーケミカルの仲間になりませんか?

2016年入社

品質管理課 Y.Sさん

どんなニーズにも応える、
強い体制をつくりたい。

限りない可能性を感じた会社説明会

私は前職で、ある化学系企業の品質管理を担当していましたが、さらなるキャリアアップと、より良いワークライフバランスを求めて転職を決意し、サンメーケミカルと出会いました。会社説明会で驚いたのは「当社は営業活動を行っていないが、毎年新しい案件があり、売り上げも伸び続けている」ということ。また、技術者がお客様のニーズをヒアリングし、研究から製造まで、一貫した体制で取り組んでいる点にも独創性を感じました。さらに本社までマイカーを使えば、片道約30分で通勤できることも大きな魅力でした。入社後は、希望通り品質管理課に配属されて現在に至ります。業務内容が前職とほとんど変わらないこともあり、仕事上で前職とのギャップは感じませんでした。品質管理部門は、どの企業も女性スタッフの比率が高く、当社においても女性スタッフが醸し出す、和気あいあいとした雰囲気がありました。また、前職以上に社内の風通しが良く、役職や部署の壁も皆無。何でも気軽に話せる空気感のおかげで、新しい組織にもスムーズに溶け込むことができました。振り返るとサンメーケミカルとの出会いは、自分の人生にとって、とてもラッキーな出会いでした。

社員の声を聞き、
即改善に動く会社

品質管理課は、①製造部における製造工程途中の製品の分析、②製造した製品(完成品)の品質確認(分析)などを行うセクションです。製造部は決められた製造処方に従い、原料や溶剤を仕込んで製品を作っています。品質管理課は、製造部で作られている途中の製品をサンプリングして分析機器にかけ、お客様が設定した基準値にマッチしているか否かを検査します。

この検査を分担して行う品質管理課のスタッフは、私を含めて9名。1日4~5回は工場に行き、サンプリングを実施しています。検査にかかる時間は製品によってさまざま。早いものであれば10分程度で終わりますし、長ければ丸1日かかる場合もあります。製品分析をスピーディに行い、精緻なデータを取得し、安定した製品をお客様へお届けする、それが私たちのミッションであり、やりがいです。入社以来、一番うれしかった出来事は、私の声に会社がスピーディに応えてくれたこと。入社当時、試験室内のドラフト(吸気装置)の台数が少ないと感じ、声をあげたところ、すぐに対応してドラフトを追加設置してくれました。数百万円の投資になりましたが、一社員の声に耳を傾け、試験環境をより良く、安全にするために必要であれば形にする。そんな会社の姿勢に感動しました。

「ありがとう」の言葉が
自然な企業風土

サンメーケミカルらしさは何か?と問われたら、私は迷わず「ありがとう」の言葉が自然に交わされること、と答えます。当社の業務は、さまざまな部署の連携が不可欠であり、一致協力しなければ製品を作ることはできません。だからこそ、お互いに助け合い、感謝の言葉を交わす企業風土が育ってきたのだと思います。

また、社歴の浅い私が2年前に課長職を任されたように、当社は、中途社員でもキャリアと業務内容をしっかりと評価してくださり、活躍の場を次々と与えてくれる会社です。産休・育休・時短勤務など、女性のライフサイクルに配慮した制度も充実していますし、男性でも育児休暇を取得しやすい環境が整備されています。さらに、勤続年数に応じて表彰制度が追加されるなど、各種制度に関しても、より良くなるよう随時見直しが行われています。私の目標は、品質管理課の業務の運用を、よりバージョンアップさせていくこと。当社は受託会社であり、お客様のニーズに応えることが使命です。お客様のどんなご要望にも対応できるスキルと環境を整えて、「ここまで出来ますので、安心してお任せください」といえる強い体制を作っていきたいと考えています。その強い体制が高い競争力を生み出し、当社の信頼性をさらに高めていくと信じています。

Message

当社は受託合成会社という括りの中で、さまざまなジャンルの業務を受託しています。そのため、世の中の流行などに左右されることなく、売り上げを確保できます。また、多様なジャンルを扱っているということは、社員一人ひとりの知見やノウハウも会社の大事な財産。これらが当社の魅力と強みだと思います。みなさんもサンメーケミカルで、新しい価値の創造にチャレンジしてみませんか。